インドで海外パケットし放題



カレーバイキングの夕食を終えて、部屋に戻りました。
部屋はまあ普通ですが、広くて清潔で、しかも当たり前ですが、お湯シャワーが出ます。デリーの安宿では水シャワーだったので、2日ぶりのシャワーです。うーん、ありがたい。



そういえば、今回のインド旅行では嫁が日本で留守番をしているため、頻繁にメールで状況をレポートしてました。

これまで海外で携帯を使うためには高額な国際ローミングのプランに入るか、国際電話対応のレンタル携帯を借りるしかないと思い込んでいたのですが、ソフトバンクの場合iPhoneで「海外パケットし放題」というサービスが存在するのを知りました。

といっても、知ったのは出国直前の成田空港。
手動設定が必要なようなのですが、海外からマニュアルのページにアクセスすると、それだけでお金がかかってしまうようなので、一旦PDFをダウンロードして、インド到着後に設定しました。

ただ、設定はすごく簡単で、要はインドで提携しているキャリアに接続すればいいだけです。インドだとAircel、Airtel、Vodafone Indiaが提携しているようです。

パケット代は1日単位の定額で上限が1980円。
つまり3日間MAX使っても6000円ぐらいです。

安くはないけど、上限の心配をしなくてもいいので、かなり気軽に使えます。
普通に日本にいる感覚でメールを送ることができました。

唯一ネックは、上記のキャリアがどの場所でもつながるわけではなく、もちろん一度接続すると、次は自動でつながるのですが、例えば郊外を移動中など、エリアによっては圏外になることがあり、日本の感覚で繋ぎっぱなしにしておくと、いつのまにか接続が切れて、別のキャリアにつなげられそうになってしまいます。

その都度アラートメールのようなのが飛んでくるのですが、知らない間に別のキャリアにつながってしまうと怖いので、使わない時はデータローミングをOFFにしといたほうがいいのかもしれません。そのうえでさらに使わない時は機内モードにしておくとか。

いずれにしてもiPhoneで日本といつでも連絡が取れる状態だと、ものすごく安心です。
もちろん充電の心配もあるので、変換プラグと変圧器も持っていく必要がありますが、それさえあれば全く日本と同じ通信環境です。


かつては、海外旅行に行くと浦島太郎状態になって、帰国後新聞を読んでびっくり、なんてこともありましたが、今や日本にいるのと変わりません。

しかし、特に一人旅の場合は、日本での日常生活を一切シャットアウトして、異国の地で孤独感と不安感を楽しむ側面も少なからずあったので、便利になりすぎるのも考えものです。


数年前までは欧米人がたむろするネットカフェに行って、Hotmailで近況報告したりしてました。もちろんネットカフェの利用時間内に返信は来ないから、次回メールチェックするのが楽しみだったり。あと、日本語入力プラグインを勝手にインストールしたり。

さらに昔だと海外から絵葉書を送ったりもしてましたね。


どんどん世界の距離が近くなっているのを実感しました。こうなってくると、日本国内で遠隔地にいるのも海外にいるのも、移動距離以外は変わらないよね。

こういう時代になると、海外旅行の意味や価値も変わってきそうです。最近の若い人が海外旅行に行かなくなった、なんてことも聞きますが、なんとなくわかる気もします。もう海外旅行は非日常を体験できるイベントじゃないのかも??


などと考えながらインド2日目が終了しました。



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~参考サイト~
・インドの旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・外国人向けの日本旅行ガイド
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